デジタルサイネージに関連する製品や企業の取り組みなどを紹介する「デジタルサイネージジャパン 2012」(主催:デジタルサイネージ ジャパン 2012実行委員会、後援:総務省、経済産業省など)が6月13日、千葉県千葉市の幕張メッセで開幕した。2008年のプレビュー開催から数えて、今年で5回目。開催期間は6月15日まで。
最新の商品やサービスの展示が行われるほか、デジタルサイネージに関わるさまざまなイベントも開催される。6月13日には公募した国内のデジタルサイネージ作品の中から、優秀な作品を表彰する「DIGITALSIGNAGE AWARD2012」の授賞式が行われた。
6月14日には、慶應義塾大学の中村伊知哉教授とツナグの佐藤尚之氏が、ソーシャルメディアが普及する中でのデジタルサイネージのあり方について対談も行う。
会場で目についたのは、JR系の鉄道などで多く活用されている交通系サイネージ。遅延情報などを表示したり、駅構内で広告を配信したりするデジタルサイネージが展示されていたが、中でも目を引いたのが表示灯株式会社のデジタルサイネージ案内板だ。
紙の地図の上にデジタル情報を表示するパネルを配置することで、アナログ情報と融合。店の写真をタッチすると駅から店までの道のりを示してくれるほか、ワンタッチで英語や中国語、韓国語に表記も変えられる。画面の左上では屋外のライブ映像を流しており、屋内からでも雨が降っているかどうかといったことを確認できる。
駅周辺には現在全国6000カ所に案内板が立っているが、今年から晴海地区などイベントを多く行う場所を中心にこのデジタルサイネージ案内板に切り替わっていくという。
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