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» 2012年09月07日 09時00分 公開

やはり英語は必要なのか? 日本人にとっての壁佐々木俊尚×松井博 グローバル化と幸福の怪しい関係(2)(2/5 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]
佐々木俊尚氏

佐々木:「ウチの会社でも総務や会計といった管理部門をアウトソーシングしましょう」といえば、言葉の問題がでてきます。広大な英語圏の市場で安い値段のところにお願いするのか。それとも日本国内の高い値段のところにお願いするのか。

 「日本は日本語の壁があるので、簡単にはグローバル化しない」という意見がありますが、日本語の壁を理由に高いコストを許容していると、結局はグローバル化の中で負けてしまう。

松井:そう思います。アップルも「OS 8」や「OS 9」とか言っていた時代は、ローカライゼーション(ソフトウェアをある特定の言語に対応させること)環境があまり整っていなくて、なんというか家内制手工業のような感じでした。ところが昔に比べ、今のローカリゼーションの仕組みはものすごくよくなっていて、最初から世界で売ることが考慮されています。

使いやすいモノが米国の会社から出てきてしまう

佐々木:これはどこかで書いたのですが、2000年くらいにユニコード(Unicode:世界で使われる文字を共通の文字集合で利用できるようにしようという考えで作られた文字コード)が普及して、それが「日本のローカルWebビジネスを食いつぶした」というのが私の持論。だからmixi以降、国産で出てきたのはあまりないですよね。ソーシャルゲームくらいしかありません。

松井:でもそのソーシャルゲームも、米国のソーシャルゲームに勝てるのか? となると、ちょっと難しいのではないでしょうか。

佐々木:どうなんでしょう。よく分かりません。

松井:アップルやパームで働く外国人の比率は尋常じゃありませんでした。外国人が多いといったものではなく、ほとんどが外国人。部署によっては7割ほどが外国人で、白人は少ないといった世界なんです。

佐々木:そもそも人口比率がそんな感じですものね。

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