秋は新商品のお菓子でスーパーやコンビニの棚がにぎわいますね。どうしてなんでしょう。気温が低くなってチョコレート系のお菓子を食べやすくなったり、「食欲の秋」という言葉に影響されてしまったりするからでしょうか。
「ここにあるお菓子、全部買うには何千円かかるかな?」「でもカロリーや吹き出物も気になるし……」と、乙女の皮算用は悩ましい色を帯びています。
株に毒されている人はまたちょっと違います。できれば株主優待で手に入れたいとどうしても考えてしまい、「ここにあるお菓子のメーカーの株を全部買うには何百万円かかるかな?」「でも株主優待制度があるのか気になる……」「優待があったとしても、この新商品は入ってるかな……」、こんなふうに悩ましい皮算用が繰り広げられます。
目の前にあるこの商品を今すぐレジに持っていけば数千円で済むのに、どうして数十万円もする株を買って株主優待で手に入れるという夢を見てしまうのでしょうか。株価が値下がりして含み損となってから初めて、「普通にお店で買えばよかった……」と痛感する人もいるかもしれませんね。以前もネタにしましたが、お菓子メーカーの株は、最低売買単位が意外と高い場合が多いので要チェックです。
しかも、優待が届くのは数カ月後だったり……。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。イベント参加情報:10月7日 東京ビッグサイト 東2ホール・マ-15b。
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