株をやるならやっぱり利益を出したいもの。「安く買って高く売る」これがうまくいけば最高ですが、株を持っているだけで手に入る「配当金」の存在も忘れてはいけません。多くの会社は期末配当と中間配当の年2回、時には四半期ごとで年4回も配当金をくれる企業もあります。
株価や投信の基準価額などの値上がり益を「キャピタルゲイン」といいます。それに対して、配当(投資信託などの場合は分配金)や預金の利息などを「インカムゲイン」と言います。ただ保有しているだけで利益が得られるなんて、気分的にはちょっと得した感じがしませんか?
ところで普通のビジネスマンが生涯得られる収入のうち、一番大きなものは給与収入です。これは会社勤めをしている人の「インカムゲイン」と考えて問題ないと思います。株などで利益を出すのも大事ですが、人生まるごとの資産運用を考えたとき、会社への貢献というのがどれだけ重要かをよく考えないといけません。あずさはこれで大丈夫なんでしょうか……。というか、この課長が、いやこの会社が大丈夫なんでしょうか……。
インカムゲインに目を向け過ぎて、“キャピタルロス(値下がりによる損)”になることもありがちだったりします。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。コミティア(東京ビッグサイト)参加情報:9月2日(日)東6ホール・お22a。
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