株式会社イノーバ代表取締役。福島県出身。米国Wharton校MBA。楽天、トーチライトを経て現職。現在、中小企業のWEB集客を支援するコンテンツ・マーケティングのビジネスを立ちあげ中。
私はRSSリーダーを使って1日に500件くらいの英語ニュースに目を通している。なぜ大量の英語ニュースを読むのか? 大量の英語の記事に目を通すメリットは次の通りだ。
大量の英語ニュースに触れることで、鳥の目、虫の目、魚の目を身につけ、次のビジネスチャンスを見つけることができるのだ。今回は1日500件の英語ニュースを読むための5つの方法を紹介したい。
まず、自分が調べたい分野でブログを書いている日本人を見つけよう。特に海外のニュースを紹介しているブログがいい。
僕は2010年に楽天からNexPASに転職し、初めてソーシャルメディアのビジネスに関わることになった。それまで、ソーシャルメディアは個人として利用するのみで、ソーシャルメディアのビジネスに関しては、まったく知らなかった。最初はずいぶん苦労をした。
そして、情報収集のためにソーシャルメディアに関連するキーワードで、Google検索をしまくった。すると、ソーシャルメディアに関して、情報発信をしている日本人を数人捜し当てることができた。ループスの斎藤さん、アジャイルメディアの徳力さん、カフーツの伊藤さん、そして佐々木俊尚さんなどだ。
そして、これらの日本人ブロガーの記事に丹念に目を通した。特に、斎藤さんと佐々木俊尚さんの海外情報のアウトプットの量はすごくて、本当に良く知ってるなあ、よく勉強しているなあと驚き感心した。ただし、そのうちに好奇心がわいてきて、英語の出典元を直接参照するようになった。
海外ニュースを紹介しているブログには、出典元が明記されている。次のステップは、その出典元を直接読むということだ。例えば、MashableやTechcrunchなどは有名である。これらの英語サイトを直接読むようにするだけで、英語収集力を大幅にアップさせることができる。
MashableやTechcrunchなどの英語サイトを読むようになって気付いたことがあった。それは、日本人ブロガーが紹介する英語の記事はごくごくほんの一握りだということだ。
例えば、ネット系の人が良く読んでいるTechcrunch Japan。本家のTechcrunchは本当にニュースの本数が多く、1日に50〜100本くらい配信される。しかし、Techcrunch Japanは1日に10本だ。翻訳される情報は、わずか10分の1なのだ。
これでは、英語のTechcrunchを直接読んでる人と、日本語のTechcrunchを読んでいる人の格差は開く一方。日本人ブロガーの翻訳記事に頼るのではなく、彼らがネタ元にしている英語のブログ・ニュースサイトを読むべきだ。
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