そこまで立派なパンフレットに仕立てる必要はない。列車ダイヤは随時変わるから、たくさん作っても古いまま余ってしまう。JR沿線なら、臨時列車の発表に合わせて3カ月ごとに更新し、オーダーがあるたびにカラープリンターで印刷するくらいで充分だ。貨物列車も時刻表が市販されており、年に一度更新されている。つまり資料は簡単に入手できる。
もちろんコアな鉄道ファンは、それらの資料は自前で持ち込む。でも、鉄道ファンにはもっとライトな層も多いし、ライトなファンほど鉄道以外におカネを使ってくれる。夕食まで駅弁を持ち込むコアな鉄道ファンより、ホテル内のレストランを使ってくれそうな層がターゲットになるだろう。
地域それぞれの鉄道風景は、各地のビジネスホテルにとって大切な借景である。駅前ホテル支配人各位、どうかそこに気付き、楽しいトレインビュープランを作っていただきたい。
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