例えば、JR東日本のダイヤ改正では、京葉線と武蔵野線関連のダイヤが興味深い。朝の通勤時間帯に運転されていた「快速」を「各駅停車」にするという。また、武蔵野線から京葉線の東京駅方面に乗り入れる列車については、従来はすべて「武蔵野快速」だった。これもすべて各駅停車になる。ただし、蘇我と新木場をノンストップで結ぶ「通勤快速」はそのまま残るようだ。
プレスリリースによると、従来の快速通過駅に停車する列車が増えるため、それらの駅からの乗車機会が増える。つまり「サービス向上になる」と説明している。しかし、海浜幕張―千葉みなと間と東京方面を利用している人にとっては、途中停車駅が増えるため所要時間が伸びる。伸びるといっても3分〜数分程度であるが、都会の朝の数分はとっても貴重な時間だ。
乗車チャンスの増加と所要時間の増加。果たして、京葉線のラッシュ時快速列車の廃止は、サービスダウンか、サービスアップか、どちらだろうか。
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