アイティメディアは9月1日、FAXによるプレスリリースの受付を終了した。今後はITmedia、@IT、Business Media 誠、MONOist、EE Times Japan、スマートジャパンなど同社のすべての媒体の編集部で、プレスリリースをメールでのみ受け取る方針だ。
これまでもメールでの送信を案内していたが、プレスリリース受付用のFAXを廃止、メールでの受信に一本化する。
アイティメディアでは4月よりペーパーレス化を進めており、従来資料を印刷して配布していたものをタブレットでの説明に切り替えたり、印刷に本人認証が必要なプリンタを導入して出力ミスや無駄な印刷を減らしたりなど、各部署で不要な紙の利用を減らす取り組みを行っていた。
社内の複数の編集部門から、「減らせる紙」として指摘があったのがFAXだ。現状、編集部あてのプレスリリースはメールが最も多く、次いでFAXや郵送で送られてくるものが多い。FAXは1通あたりA4用紙3枚以上必要なものがほとんどな上、複数の担当者宛に同じ内容のものが社内で10通以上届くことも珍しくない。そのため、印刷されるFAXの多くが使われず、ゴミになってしまうという実情があった。
またWeb媒体がプレスリリースを元に記事を書く場合、初めはFAXで受け取ったリリースも、写真データなどを添付して、再度メールでリリースを送付してもらえるよう依頼することになる。事実上、FAXで受信するプレスリリースが意味をなさないという事情があり、今回の決定に踏み切った。
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