インタビュー
» 2013年09月20日 08時03分 公開

街の“資源”を使って何が生まれたのか? まずは「そば」、そしてこれからの働き方、新時代のリーダー(後編)(2/6 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]

地域活性化のプロジェクトに参加

おりひめ大学の総合プロデューサーを務める甲斐健さん

土肥:甲斐さんは大学卒業後、クリエイティブディレクターやコピーライターとして、東京で活躍されてきました。しかし3年前に、生まれ育った大阪の交野市に拠点を移されました。そのときに、地域活性化のプロジェクトに参加しようと思われていたのですか?

甲斐:全く考えていなかったですね。そんな仕事をしたこともありませんでした。行政が相手になるので、正直あまりお金になりません。なので広告代理店はこうしたプロジェクトに積極的にかかわろうとしないんですよね。

土肥:聞いたところによると、中学の同級生と集まったときに「街のために、何かをしたいね」という話で盛り上がった。そして、ここからがスゴい。すぐに市長に会って、「行政と市民が一緒になって、これまでにない新しい試みをしよう」と意気投合したとか。

 甲斐さんは「総合プロデューサー」という立場で、「おりひめ大学」の企画段階から携わり、行政から予算を得て、この8月に開校にこぎつけられました。これまでの道のりを振り返ってみて、いかがですか? やはり大変?

甲斐:大変ですね(苦笑)。このプロジェクトを進めるためには、さまざまな人たちと一緒にやらなければいけません。市役所の人たち、産業界の人たち、団体の人たち、そしてたくさんの市民がいる。広告という仕事は余分なモノを切り捨てて、商品力を研ぎ澄ませ、何かを見つける。そこを一点突破して、商品の魅力を伝えなければいけません。しかし地域活性化のプロジェクトというのは、そういうことができません。すべての人たちを包み込んで、やらないと前に進まない。そういう作業は慣れていないので、ものすごく大変ですね。

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