日本と中国の生活者を比べて分かったのは、日本の生活者の堅実な消費スタイルです。「計画的」で「物価」や景気に反応しながら「節約」意識も持って行動しているということですが、そんな私たち日本人から見ても、「金」や「子供」そして「起業」など、常に「投資」(とそのリターン)を意識している中国人のほうが、(計画的という以上に)長期的視野を持っていて、よほど先を意識していると感じます。
こうした互いの違いへの認識を深めることで、日中それぞれの生活者を取りこむようなマーケティングや広告活動、売り場の開発など、これまで以上に効率的にプランニングできると言えるでしょう。東京のデパートで日本人と一緒に中国人が買い物を楽しむ、上海のモールで中国人に交って日本人が買い物を楽しむ、そんなこれまで見たことのないような風景が生まれてくるのかもしれません。
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