なぜイマドキの20代は「新・ぶら下がり社員 or 新・モーレツ社員」になってしまうのか?サカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」(1/3 ページ)

» 2013年10月21日 09時20分 公開
[サカタカツミ,Business Media 誠]

連載「就活・転職のフシギ発見!」とは?

 就活や転職、若年層を中心としたキャリアについて、仕事柄仕方なく詳しくなったサカタカツミが、その現場で起きている「当事者たちが気付いていないフシギ」について、誰にでもスルッと理解できるように解説するコラム。

 使えない部下が毎年出現するのはなぜなのか? その理由も、垣間見えるはずです。

著者プロフィール:サカタカツミ

 クリエイティブディレクター。1967年生まれ。長年、就職や転職、キャリアに関するサービスのプロデュースやブレーンを務めている関係で、就活や転職には詳しい。直近でプロデュースしたサイトは「CodeIQ」。著書に『こんなことは誰でも知っている! 会社のオキテ』『就職のオキテ』がある。

 個人的に書いている就活生向けのブログは、なぜか採用担当者たちから「読んでいて心が痛くなります。ホントにつらいです」という評価を受けている。Twitterアカウントは@KatsumiSakata


 赤坂にあるビストロで編集長の吉岡綾乃さんとランチをとっていた時のことです。綾乃さんがふと、こんなことを話し始めました。

 「いま、新・ぶら下がり社員という連載が好評なのですが、読んでいて心が痛いです。ぶら下がる社員に対して、上司としてどういう風に接していいのか分からないというか。いや、違うな、自信がないというか。会社としても難しい問題だと思うんですよね。会社でひたすら時間をつぶしている社員に、どう仕事へのモチベーションを持ってもらえばいいのか」

 新・ぶら下がり社員とは、目的がないゆえに会社では時間を「つぶす」ことに明け暮れ、常に70%の力で仕事に取り組んでいる社員のこと。記事では30歳前後の人に多いとしています。とても鋭い考察にあふれた連載なので、詳しくはそちらを読んでいただくとして、綾乃さんに「どうして新・ぶら下がり社員が生まれるのか」という背景を説明しながら、私はもっと別のことを考えていました。

 それは、働く人たちの「仕事に対するスタンスの変化」です。その部分が理解できないと、どうやら「イマドキの若手社会人」は理解できないし、就活や転職を「させる側の人間」も、十分な対応が出来ないかもしれないと。ということで、今週と来週の2回にわたって「誰もが気がついたら、ぶら下がってしまうかもしれない状況はなぜ起きているのか」というテーマで、少し考察してみることにします。どうぞお付き合いください。

キッシュやテリーヌなどを盛り合わせたワンプレートランチ。脇役ながら、千切りにんじんのサラダが地味においしい(写真と本文は関係ありません)

 「仕事と人生との関係について考えたことがありますか?」……と、唐突に質問されても戸惑うばかりだと思います。では、仕事と人生を丸で表したとして、その関係性はどうなるのか、手元に紙があれば、それにペンで描いてみてください。

 例えば、人生は大きく仕事の丸は小さくなる人もいるでしょうし、同じくらいの丸を描く人もいるでしょう。また、横に2つ並べて描く人もいるでしょうし、どちらかに含まれる形の丸を描く人もいるはずです。実は、その絵があなたの考える仕事と人生との関係性を表しています。

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