“怖いソーシャルメディア”を、就活生は逆手に取って使いこなせ!サカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」(1/2 ページ)

» 2013年11月11日 08時18分 公開
[サカタカツミ,Business Media 誠]

連載「就活・転職のフシギ発見!」とは?

 就活や転職、若年層を中心としたキャリアについて、仕事柄仕方なく詳しくなったサカタカツミが、その現場で起きている「当事者たちが気付いていないフシギ」について、誰にでもスルッと理解できるように解説するコラム。

 使えない部下が毎年出現するのはなぜなのか? その理由も、垣間見えるはずです。

著者プロフィール:サカタカツミ

 クリエイティブディレクター。1967年生まれ。長年、就職や転職、キャリアに関するサービスのプロデュースやブレーンを務めている関係で、就活や転職には詳しい。直近でプロデュースしたサイトは「CodeIQ」。著書に『こんなことは誰でも知っている! 会社のオキテ』『就職のオキテ』がある。

 個人的に書いている就活生向けのブログは、なぜか採用担当者たちから「読んでいて心が痛くなります。ホントにつらいです」という評価を受けている。Twitterアカウントは@KatsumiSakata


就活にインターネット、今はすっかり当たり前になりました

オープニングトークの代わりに、某所で食べたとんこつラーメンの写真を(写真と本文は関係ありません……が、あとで関係してきます)

 就活にインターネットが活用されるようになってずいぶん経ちました。かつて就職活動をする学生(当時は「就活生」と言わなかったのです)は、まずは「資料請求ハガキ」を書いてポストに投函(とうかん)、企業に会社案内などのパンフレットを郵送してもらい、それを見て履歴書を送って……という感じのやり取りを受ける会社の数だけしていました。しかし今や就活ナビサイトでポチッと資料請求、エントリーも楽チン。履歴書代わりのエントリーシートも「OpenES(オープンエントリーシート、参照リンク)」なるものが登場して、もはや一つ書いたら十分という時代が、すぐそこまでやってきています。

「OpenES」はエントリーシートを共通化し、1枚のエントリーシートを複数社に提出できるというサービス

 もう一つ、かつての就活にはなかったものに「SNS(ソーシャルネットワークサービス)」や「ソーシャルメディア」があります。TwitterやFacebookを利用しているという人は、就活生の中にも少なくないでしょう。あの仕組みを活用することで、先輩訪問が容易になったり、同じ就活生仲間でつながって情報交換をしたりして、就活を有利に進めている人も多いようです。

就活生にとってSNSは怖いものなのか?

 しかし、就活生にとってのSNSには、負の側面も喧伝(けんでん)されています。例えば、友達同士で馬鹿騒ぎした様子の写真にアップ。周囲からは人気が出るかもしれませんが、それを見た採用担当者が「こういうタイプだったのか」と不採用の烙印を押すという都市伝説(こういう話の真偽はなかなか定かにはならないものです)も流布しています。

 そういう状態を鑑みて、就活カウンセラー(不思議な肩書きの人たちですね)たちの多くは、「SNSは慎重に使うべきだ」「できる限り使わない方が安全」とアドバイスをしたり、警鐘を鳴らしたりしているようです。

 しかし実際のところ、就活にSNSを使うメリットのほうが、デメリットよりも大きい時代になってきました。就活を便利に進めるためのサービスの多くは、ソーシャルネットワークサービスのアカウントと連動しており、そのアカウントがあれば容易に利用が可能。とても便利に使うことができます。さらに、それらのネットワーク上には、普段就活生たちがなかなか耳にすることができない、ちょっとした「就活生にとってお得な情報」もたくさん流れているのです(同時にノイズもたくさんありますが)。

 自分たちのリスクを避けるために便利であるはずのツールを利用しないという選択は、最初のボタンを掛け違えています。リスクになるような情報は書き込まなければよいわけですし、問題になりそうな写真はアップしなければいいのです。とはいえ「頭では分かっていても、やってしまうから仕方ないじゃないか!」という人もいるかもしれません。そういう人は、まあ使わないことをお勧めしますが、そうではない人たちは、必要以上に恐れることなく、積極的に利用することをお勧めします。

 就活生がSNSを利用する、その方法はいくつもあるでしょうし、インターネットで少し検索すれば使い方を伝授してくれるサイトがいくつもあるはず。Twitterなどで「就活」と検索すれば、役に立ちそうな情報を提供してくれるアカウントもいくつか見つかるはずです。手始めとしては、こんな風に情報収集のツールとして活用するのがいいでしょう。

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