連載
» 2014年03月27日 00時00分 公開

葛西選手の銀メダルから考えた「広がる主役年齢」博報堂・吉川昌孝のデータで読み解く日本人(4/4 ページ)

[吉川昌孝,Business Media 誠]
前のページへ 1|2|3|4       

「若者が主役の世の中だ」とは思わない?

 私たち(博報堂生活総合研究所)の生活定点調査には「若者が主役の世の中だと思う」という質問があるのですが、その数字はどんどん下がっています。

 「今は高齢化社会だから」「若者にチャンスが与えられにくい時代だから」と言われます。確かに、日本人の平均年齢は上がっています。今や40歳を超え、2030年には50歳を超えるという予想もあります。若者だけが主役の世の中ではないかもしれません。しかし、今まで見てきたように、高齢者だけが主役の世の中でもないのです。

 高齢化=ひとりひとりが長生きする、ということは、若い時はもちろん、そのあとの人生でもチャンスがあるということを、今回のいくつかのデータは示しているのではないでしょうか。10代でもメダリストになれると同時に、40代でもメダリストになれる。70代でも紅白歌合戦で歌えるし、それは10代にだってできる。70代でも街の正義の味方になれ、その時若い孫や娘たちも一緒に協力してくれる。

 高齢化社会とは、いくつになっても何かできるかもしれないと思える社会――そんな風にとらえてみると、新しい目標や夢が描けそうですね。先日見たローリングストーンズのミックジャガーも、70歳で2時間歌いながらずっと動き続けてたもんなあ〜。昨年来日したポールマッカトニーは2時間以上のライブの間、1回も水を飲まなかったって言われてるし……。いつか街の正義の味方になるためにも、体を資本に鍛えておかないと!

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -