連載
» 2014年04月08日 08時00分 公開

「マイルドヤンキー」論がもてはやされる理由窪田順生の時事日想(3/3 ページ)

[窪田順生,Business Media 誠]
前のページへ 1|2|3       

まず言葉を正すべき

 製薬会社が“疾患”をつくり出すことで薬を売っているように、ビジネスとして新たな“階層”をつくらなければいけないというのはよく分かる。なので、「マイルドヤンキー」自体を否定するつもりはさらさらない。ただ、この“階層”がおかしな文脈で使われないかだけが心配なのだ。

 孔子は「論語」の中で、政治は名を正すことから始まる、と述べた。

 誤った名(言葉)がまん延していると、人々が現実を把握できない。現実から目をそらした社会は秩序が乱れる。だから、世の中を良くしたければ正しい言葉をつかいなさい、というわけだ。

 経済も悪くなり秩序が乱れそうなこのタイミングで、「マイルドヤンキー」という面白ワードがポンと出てきて、もてはやされている。

 この現象が意味することを、もうちょっと冷静になって考えるべきではないか。

都会に出ないで地元に居続ける人は“下”――。そんなレッテルに注意しなければいけない(写真はイメージです)
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -