4月に消費税が5%から8%に増税されたが、増税後に外食費を減らした人はどのくらいいるのだろうか。クチコミのグルメサイト「食べログ」ユーザーに聞いたところ「特に変わらない」(64.9%)と答えた人が最も多く、「減らす(少し+かなり)」は34.7%であることが、カカクコムの調査で分かった。
外食費を減らす意向の人に、具体的にどのような外食シーンで減らしているのかを聞いたところ「1人での外食」(65.4%)が最も多かった。次いで「大切な人との普段の外食」(38.4%)、「同性の友人との外食・飲み会」(28.7%)、「会社の同僚との外食・飲み会」(28.4%)と続いた。
外食費を減らすという人に、外食予算を維持、増やしている外食シーンを尋ねると「家族や恋人など、大切な人との記念日の外食」(43.3%)が断トツ。「お祝い事と日常のメリハリをつけようとしている意識がうかがえた」(カカクコム)
男女別にみると、トップはいずれも「大切な人との記念日の外食」となったが、男性の2位は「家族や恋人など、大切な人との普段の外食」だったのに対し、女性は「同性の友人との外食・飲み会」となり、女子会を重視している傾向がうかがえた。
増税後も外食費を変えていない人に、その理由を聞いたところ「外食が好きなため」(43.7%)がトップ。以下「外食費を見直しても大した削減にならないと考えているため」(37.0%)、「満足度の高い外食をしたいため」(36.0%)という結果に。
「今回の調査対象者が、グルメへの関心が比較的高い人であることも多少影響していると思うが、外食については費用のことよりも、外食時のシチュエーションや食事の内容を楽しむことに重きを置いていることがうかがえた」(カカクコム)
インターネットを使った調査で、食べログを利用している男女1万1773人が回答した。調査期間は4月4日から7日まで。
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