4月1日に消費税が8%に増税されたが、個人の消費金額にどのような影響があったのだろうか。全国の20〜60代の男女に聞いたところ、消費税増税が決定した2013年10月からその年末までは多くの週で個人消費額が前年を下回ったが、2014年1月から4月ではほとんどの週で前年を上回った。中でも増税直前の3月4週目は、個人消費額が1万9800円となり、前年よりも4600円もプラスになっていることが、マクロミルの調査で分かった。
消費税が8%に上がった4月に入ると、個人消費額は急激に下がり、4月2週目には1万4400円まで落ち込んだ。「3月までの駆け込み消費やまとめ買いのストックと、増税による支払価格の上昇による抵抗感によって、消費に一時的な停滞が生まれていることがうかがえた」(マクロミル)
今後の“消費予想”(※)については、どのように考えているのだろうか。増税スタート前の3月から急激に低下して、4月1週目には40.9という2011年3月の観測開始以来、最低となるスコアを記録した。
3月4週目には消費者の駆け込み需要ともいえる購買行動がうかがえたが、一方でモノやサービスに対する5月以降の消費意識については、大幅な減少を見込んでいるようだ。
インターネットによる調査で、20〜69歳の男女1000人が回答した。
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