インタビュー
» 2014年04月30日 08時00分 公開

なぜニュースアプリを使うと「飽きる」のか――原因は“釣りタイトル”(たぶん)仕事をしたら“ニュースアプリ”ができた(後編)(4/5 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]

“脅威”はいまの学生

グノシーは、ユーザーの行動や興味を分析し、オススメ記事を配信している

土肥: ニュースアプリってたくさんあります。グノシーにとって“脅威”ってなんでしょうか?

福島: 競合他社を気にするというのはもちろんですが、自分たちに食われないようにしなければいけません。どういうことかというと、ある程度成功体験を積んでしまうと、「このやり方が正しい」と思い込んでしまう。そうなると、変われなくなりますよね。そこは注意しなければいけません。

 ただ、本当の脅威というのは、いまの学生でしょうね。ITの歴史は若い人たちが塗り替えてきたので、新しい感性に気づけなくなることに注意しなければいけません。

土肥: グノシーのサービスはスマホの登場によって、生まれました。ということは、新しいデバイスの登場によって、「それについていけなくなるかもしれない」という不安はないですか?

福島: いえ、デバイスが変わるということは、脅威に感じていません。むしろチャンスだと受け止めています。例えば、メガネでニュースを読む時代になったら、そこにチャンスが生まれる。デバイスが変わるときというのは、いろいろな体験が変わる瞬間でもあるので、そこを見逃さなければ成長できるチャンスがあると思っていますね。

 僕たちはハードを提供しているのではなく、ソフトを提供しています。デバイスが変わる瞬間に、自分たちの強みを生かしていきたい。強みというのは、ユーザー別に「いいニュースとは何か?」を把握していることですね。

土肥: なぜこんな話をしたかというと、PCの時代はYahoo! が圧倒的な強さを見せていたのですが、スマホを使ってニュースを読む人が増えたのに、その流れにちょっと遅れてしまった。Yahoo! が「どうしようか」と攻めあぐねているスキマをぬって、ニュースアプリがどんどん誕生した。ということは、新しいデバイスが出てそれが主流になるころには、これまでにはない発想のアプリが出てくるかもしれない。あっ、ということは、やはり脅威なのはいまの学生ですかね。

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