福島: 学生は新しい感性で挑んでくるので、やはり怖いですね。プログラムの世界は年齢が関係なく、思考能力とセンスが大切。いまの高校生は優秀な人が多く、僕よりもすごいプログラムを書けるんですよ。
土肥: それは高校時代のご自身と比べて?
福島: いえ、いまの自分と比べて(涙)。モノを作るうえで何が大切になってくるかというと、感性なんですよね。「こういうのが楽しい」「こういうのは流行っている」といったことが分かっている人は強い。
「ツイキャス」ってご存じですか。これは無料でライブ動画を配信できるサービスですが、いまの高校生の半分くらいが使っているんですよ。もちろんアカウントを2つ以上持っている人もいると思うので、実際にはもうちょっと少ないと思いますが、それでもものすごい割合で利用している。
例えば、飲み会の席の様子を生中継する、というのはどうですか?
土肥: うわー、それは嫌ですねえ。いろいろなことがバレてしまう(笑)。
福島: ですよね。僕も嫌。感覚として理解できないんですよ。むしろ、隠したいですよね。でも、いまの高校生は違う。積極的にプライベートを見せたがっているんですよね。
土肥: つまり、好き・嫌いは別にして、高校生のそうした行動を理解しなければいけないということですね。
福島: はい。でないと、いずれ飲み込まれてしまう。
土肥: じゃ、とりあえず、「福島社長の1日」といった感じで、生中継しましょうよ(笑)。
福島: いやいや、それだけはご勘弁を。
(終わり)
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