「カーシェアリングシステム」という、ユーザーのグループでクルマを購入し、共有する仕組みがある。利用する際に予約が必要だったり、使いたい時間帯に他の人が使っていたりと、クルマの所有に比べると制約はある。しかし、クルマの維持に関する費用を負担せずに済むので経済的だ。
私はカーシェアリングについて「地域でクルマを共有する仕組み」と思っていた。日本の大都市では駐車場所がない住宅も多いし、駐車場台数が少ないアパートやマンションの住民にクルマの利用機会を提供できる。ところが実際には、日本では「レンタカー型カーシェアリング」として全国ネットのカーシェアリングサービスがいくつか実施されている。カーシェアリング会社が所有するクルマを、会員が時間単位で借りられる仕組みだ。これは人々のクルマ生活だけではなく、「旅のスタイル」も変える可能性がある。とくに鉄道旅行とカーシェアリングの相性はよさそうだ。
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