オンライン(スマホ経由の情報)からオフライン(実行動)を促す、新たなO2Oマーケティング手法として「iBeacon」機能を取り入れた事例が日本でもじわじわ増えている。
例えば近くにいる人へ来店を促す、混雑していても並ばずに買えるようにした飲食店。このほか、クーポンや売り場個別のリコメンド情報を通知するアパレル店、近隣の店舗情報を集約してポイント付与やゲーム感覚で回遊させる工夫を盛りこんだ通信キャリア展開のサービス、地域活性にBeaconでPRする観光サービス、さらには顧客に新しい楽しみ方を提案する水族館やBeaconで館内ナビゲーションする博物館などの事例がある。
国内でBeaconソリューションサービスを展開する日本写真印刷は8月19日、iBeaconを使うシステムを最短1カ月の短期間で導入できる「ストアビーコン・簡単スタートパック」の提供をはじめた。
じわじわ広がってきてはいるBeaconサービスだが、「スペックは分かっても、使用感のイメージがわかない」「店舗でどんな課題が解決できるか分からない」ために本格導入に踏み切れないと嘆く顧客の声に応え、安価かつ短期間で導入でき、最大2カ月お試しできる形態を用意した。
簡単スタートパックは試験導入の企画提案から、お試しアプリとビーコン端末の一式をセットで提供するもの。導入側にはじめの一歩を踏み出させ、iBeaconを店舗で実際に使ったマーケティング施策や効果測定を体験してもらうことで本格導入を促すのが狙い。試験導入後、本格導入に向けたコンサルティングなども請け負う。
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