「レガシィ男」と「ゴルフ男」消費者理解コトハジメ(2/2 ページ)

» 2014年08月28日 07時00分 公開
[大久保惠司,Business Media 誠]
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「レガシィ男」対「ゴルフ男」

 好きなファッションブランドは年齢層も近いので、割と似た傾向になっています。どちらもノースフェイスやエディーバウアーなどの、アウトドア系のアメリカンカジュアルを好んでいます。時計は、ゴルフ男に「タグ・ホイヤー」が飛び抜けて選ばれているのに対し、レガシィ男は「オメガ」が好みのようです。

 いつものように「ペルソナ・イラスト」を掲載しますので、ご覧ください。

 価格帯も同じくらいの2車種のユーザーを比較してみました。平均年齢も近い2つのグループの違いを見てみると、レガシィ男は地方在住者が、ゴルフ男は首都圏在住者が多くなっています。

 平均年収はかなり開きがあります。レガシィ男も決して低くはありませんが、ゴルフ男の平均世帯年収は、さらに上となっています。

 好きなクルマメーカーを比較すると、レガシィ男は「スバル」一筋なのに対し、ゴルフ男は「フォルクスワーゲン」「アウディ」「BMW」などのドイツ車が好きです。どちらも「トヨタ」「ホンダ」「日産」などの国産メーカーのポイントがそれほど高くはありません。

 レガシィ男が「レガシィ」という「スバル」のクルマが好きなのに対し、「ゴルフ男」は「欧州車(ドイツ車)」のブランドとしての「ゴルフ」を選んでいるのではないでしょうか。

 おのずとこの2つのタイプの人たちが「クルマ」に対して求めることも違ってきます。レガシィ男はこのクルマを操縦し、ドライブすることに喜びを見い出しているのに対し、ゴルフ男はこのクルマのブランドを所有することに喜びを見い出しているのかもしれません。(コプロシステム 商品計画研究所 大久保惠司

※この記事は、誠ブログ「レガシィな男性」VS「ゴルフな男性」 -データから見るペルソナ図鑑(39)-より転載、編集しています。

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