先日、アップルの新製品発表イベントで「Apple Watch(参照リンク)」が発表されました。発表前から期待のうちに「iWatch」と呼ばれてきたウェアラブル端末です。
「Watch」とは言うものの、実態は誰もが考える通り、腕時計としても使えるコンピュータ。人が長らく親しんできたその形態に恥じない正確な時刻表示はもちろん、身に付けるものだからこそ可能な「動きを計測する」健康管理や、「やさしく叩いて知らせる」着信通知などの機能もあります。
Apple WatchはiPhoneと連動させることで真価を発揮するそうですが、iPhoneユーザーでなくとも「使ってみたい」と気持ちがそそられるのは、子どものころの記憶に残る、戦隊モノやロボットアニメのヒーローたちが腕に付けた端末を使いこなす姿のせいでしょうか。
最近はApple Watch以外にも、話題沸騰中の時計(?)がありますね。バンダイが発売した「妖怪ウォッチ」です。ゲーム、アニメ、漫画とメディアミックス展開されている同名作品のキャラクター商品で、子供たちの間では憧れの的になっています。腕時計型の端末で妖怪を召喚して、悪い妖怪をやっつけたり、さまざまな問題を解決したりします。今も昔も、腕時計型端末は不動の地位を保っているのでしょう。
妖怪ウォッチを販売しているバンダイの株価は、この影響か上がったように見えます。一方のアップルは、マニアの期待が高まりすぎていたせいか、発表イベントの後に下落しました。人気商品を扱う会社の株は、なかなか難しいものですね。
最近は携帯電話で時刻を確認する人が増えたせいか、腕時計をする人が以前よりは減った気がします。そんな人は、2015年初頭のアップルウォッチ発売を前に、妖怪ウォッチをつけて、手首をウォーミングアップしておくのはいかがでしょうか。あ、でもこちらも発売以来、ずっと品薄の様子。Apple Watchぐらい気合いを入れないと手に入らないかもしれません(笑)。
この妖怪ウォッチ、時計に装着するメダルがまた人気で、入手困難なメダルはネットオークションで高値で取引されているほど。先日もビックカメラの前を通りかかったら、メダルの購入権(!)をかけた抽選が行われており、その人気ぶりを思い知った次第です。
本連載『カブ・ジェネレーション』が単行本『新感覚投資コメディ 株に恋して』(中経出版)となって、2013年11月26日に発売しました。ハゲタカくんのスピンオフや作者自身のしょっぱい過去、オススメ(?)優待情報などなど、本でしか読めない描き下ろしも盛りだくさん。あずさとはるかの投資を巡るドタバタコメディ、どうぞお楽しみください!
→『新感覚投資コメディ 株に恋して』(中経出版)
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)、『国会萌えコメディ 政界のまんががこんなにユルいわけがない』(集英社)。ぷら@ほ〜むで『国会萌えコメディ政界のまんががこんなにユルいわけがない』を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。カブ・ジェネレーション単行本『新感覚投資コメディ株に恋して』(中経出版)が2013年11月26日に発売。「ハゲタカくんの華麗な日常」ほか描き下ろし漫画もたくさん。
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