ビッグデータを生かして業績を伸ばす企業を探せ!投資4コマ漫画『カブ・ジェネレーション』

» 2014年02月22日 00時00分 公開
[雄山スズコ,Business Media 誠]
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 ビッグデータを活用する企業が増えてきています。コンビニで売れ筋商品を効率的に仕入れたり、Web通販などでオススメの商品を表示させたりと、私たちの身近なところでもその一端に触れることができるでしょう。

 いまいち定義が定まっていない言葉ではあるのですが、ビッグデータとは、従来のデータ処理アプリケーションで処理できないほど巨大で複雑なデータの集積を表す用語です。アクセスのログやサービスの利用履歴をはじめ、最近ではSNSが普及したことで、Web上に文字以外にも画像や音声などのデータが蓄積されています。

 こうしたデータを分析することで、季節・時間帯・場所・年代・性別などによる購買傾向、天候の予測、経済動向の分析、遺伝子の解析や犯罪容疑者の割り出しなど、医療・科学・経済・警察、天文といった幅広い方面で、すでに活用がなされています。コンピューターの処理性能が上がり、これまで使いこなせなかったような大量のデータを素早く分析できるようになってきたおかげです。

 こうした分析の恩恵はさまざまですが、少なくとも「アナタへのオススメ」のような形で私たちの目に触れる分には、行きつけのお店にいる、世話好きのおばちゃんみたいな感じがしなくもありません。何百、何千人ものお客さんと触れ合ってきた経験からの深い洞察から来る「コレは冷えに効くわよ。買っときなさいよ」「そういうときは根菜に限るわよ。ほらカゴに入れとくわよ」みたいな。

 気持ちはうれしいけど、もれなくお店の利益につながっていることを考えると、なんだかもやもやした気持ちが湧き上がってくるのは、私の心がねじ曲がっているんでしょうか……。

編集Iのつぶやき

JR東日本ウォータービジネスが導入しているビッグデータを利用した自動販売機「acure」などがビッグデータ活用のいい例です。自動販売機の前に立つと、小型カメラで性別や年齢を認識して、気温や時間帯も考慮しておすすめの製品を教えてくれます。


カブジェネが単行本になりました!

本連載『カブ・ジェネレーション』が単行本『新感覚投資コメディ 株に恋して』(中経出版)となって、2013年11月26日に発売しました。ハゲタカくんのスピンオフや作者自身のしょっぱい過去、オススメ(?)優待情報などなど、本でしか読めない描き下ろしも盛りだくさん。あずさとはるかの投資を巡るドタバタコメディ、どうぞお楽しみください!


 →『新感覚投資コメディ 株に恋して』(中経出版)


著者プロフィール:雄山スズコ

漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)、『国会萌えコメディ 政界のまんががこんなにユルいわけがない』(集英社)。ぷら@ほ〜むで『国会萌えコメディ政界のまんががこんなにユルいわけがない』を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。カブ・ジェネレーション単行本『新感覚投資コメディ株に恋して』(中経出版)が2013年11月26日に発売。「ハゲタカくんの華麗な日常」ほか描き下ろし漫画もたくさん。


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