株式市場が荒れています。2013年の大納会で高値をつけてから、大きな上げ下げを繰り返しており落ち着かない展開です。「安く買って高く売る」という株取引の鉄則を短期間で実践できそうな相場ではありますが、勤めていると四六時中市場を監視しているわけにもいかないので、効率的に儲けるのはちょっと難しそうですね。
前回の「金融の世界にも”福袋”がある?」では、バルクセールの価格は簿価から大きく値下げしたものになると書きました。福袋に夢を見る女子たちは、どのくらいの価格を求めているのでしょう。筆者個人としては半額くらいになっていれば、グッと気持ちが動きます。実際は3割引きくらいで売られている場合が多いような気がしますが……。
ところで、株を購入する際の銘柄を選ぶ指標の1つに「PBR(株価純資産倍率)」というものがあります。会社の資産面から見たおトク度合を測る数値で、“1”を評価の基準値とし、これを下回っていると割安と判断されることが多いです。
ちなみにマンガで出た数値は実際にSBI証券のスクリーニング機能で出てきたものです。0.21なんて、かなり割安ですね! しかし、だからといってそれだけでは飛びつけないのが株の世界。安い理由は何なのか――キャッシュフローか財務か、はたまた業界事情か? 大事なお金を投資するのだから、よく調べないといけませんね。福袋ならとりあえず飛びつくのに……。株ガールの懐事情はわがままなのです。
割引率が高すぎると何か裏があるように思えてしまうことはありますよね。個人的には某シュークリームの“77%引き”が印象に残っています。
本連載『カブ・ジェネレーション』が単行本『新感覚投資コメディ 株に恋して』(中経出版)となって、2013年11月26日に発売しました。ハゲタカくんのスピンオフや作者自身のしょっぱい過去、オススメ(?)優待情報などなど、本でしか読めない描き下ろしも盛りだくさん。あずさとはるかの投資を巡るドタバタコメディ、どうぞお楽しみください!
→『新感覚投資コメディ 株に恋して』(中経出版)
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)、『国会萌えコメディ 政界のまんががこんなにユルいわけがない』(集英社)。ぷら@ほ〜むで『国会萌えコメディ政界のまんががこんなにユルいわけがない』を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。カブ・ジェネレーション単行本『新感覚投資コメディ株に恋して』(中経出版)が2013年11月26日に発売。「ハゲタカくんの華麗な日常」ほか描き下ろし漫画もたくさん。
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