街のすべてがカフェになる――コーヒー戦争の勝者は誰?投資4コマ漫画『カブ・ジェネレーション』

» 2013年12月07日 00時00分 公開
[雄山スズコ,Business Media 誠]
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 街中がコーヒーの香りで溢れる時代が到来するのでしょうか。スターバックスやドトールといったコーヒーショップの存在がすっかり定着した今日このごろ、マクドナルドやモスバーガーが従来よりも高品質のコーヒーに乗り出したかと思えば、コンビニエンスストアのセブンイレブンやローソンも店頭で本格コーヒーを提供し始めました。

 「日本人ってそんなにコーヒーが好きだったかな?」と疑問を感じている間に、今度は回転寿司チェーンのくら寿司までもがプレミアムコーヒー「KULA CAFE」の販売を開始しました。これまでも、ケーキやパフェといったデザート類のメニューが充実していたくら寿司ですが、それらがより一層楽しめるようになった形です。

 「回転寿司で本格コーヒー」とは少し違和感を感じますが、くら寿司を運営するくらコーポレーション(2695)の株価には特に急騰も急落もなく、この件はあまり材料視はされていないようです。1つの店で多様なメニューを食べられることや、寿司など生ものをあまり好まない人とも同じ席で食事をともにできる機会が増えるのは嬉しいことではあります。同社によれば「食のテーマパークを目指す」とのことで“寿司屋”としての認識は揺らいできた気もしますが、温かく見守りたいと思います。

 今後は寿司を一皿も食べずに、カフェメニューだけ利用していく客も増えていくかもしれません。スターバックスが数年前にロゴから「COFFEE」の文字を外したように、くら寿司からもいつか「寿司」の文字が消えるのでしょうか……。

 とりあえず、筆者はコーヒーよりも紅茶が好きなので、紅茶のメニューも増やして欲しいなと思っています。そして彼女たちの会話が噛み合っていないのは通常運行なので気にしないでください。

編集Iのつぶやき

100円の寿司と150円のプレミアムコーヒー。どっちが利益高いんだ……と思わず勘ぐってしまいました。


カブジェネが単行本になりました!

本連載『カブ・ジェネレーション』が単行本『新感覚投資コメディ 株に恋して』(中経出版)となって、2013年11月26日に発売しました。ハゲタカくんのスピンオフや作者自身のしょっぱい過去、オススメ(?)優待情報などなど、本でしか読めない描き下ろしも盛りだくさん。あずさとはるかの投資を巡るドタバタコメディ、どうぞお楽しみください!


 →『新感覚投資コメディ 株に恋して』(中経出版)


著者プロフィール:雄山スズコ

漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)、『国会萌えコメディ 政界のまんががこんなにユルいわけがない』(集英社)。ぷら@ほ〜むで『国会萌えコメディ政界のまんががこんなにユルいわけがない』を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。カブ・ジェネレーション単行本『新感覚投資コメディ株に恋して』(中経出版)が2013年11月26日に発売。「ハゲタカくんの華麗な日常」ほか描き下ろし漫画もたくさん。

イベント参加情報:コミックマーケット85 12月30日 東4ホール モ-17b。


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