インタビュー
» 2014年10月15日 08時00分 公開

なぜ中国で“甘いマヨネーズ”が売れたのか キユーピーの地道な作戦仕事をしたら“粘り腰”で売れた(4/7 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]

マヨネーズを提案できるように

中国で販売されている甘いタイプのマヨネーズ(200グラム、ビン)

土肥: 1999年に甘いマヨネーズを商品化されたわけですが、それが大ヒットしたのですか?

広報: いえいえ。まだまだマヨネーズそのものが普及していなかったので、地道に地道にですね。お客さんが「これおいしいなあ」と感じていただいて、それがジワジワと広がっていく。そうした評価が広がっていくと、現地の飲食店に「これいかがですか?」と提案できるようになりました。それまではマヨネーズなんて見たことも聞いたことも食べたこともなかった人が多かったので、いわゆる“門前払い”されることが多かったんですよ。

土肥: 一般の消費者にジワジワと広がっていったわけですが、それだけでは売り上げを大幅に伸ばすことは難しいですよね。飲食店向けはどうだったのでしょうか?

広報: 中国が経済発展を続けていく中で、外食チェーン店が増えてきました。いくつかのチェーン店でマヨネーズを利用していただくことになって、その店のメニューを食べた人が「この白いモノはなんだ?」とそこで初めて出会うケースがあったようです。中国で展開を始めたころは、飲食店が少なかったのですが、経済発展を続けていく中でチェーン店が増えたんですよ。大規模なチェーン店で、マヨネーズが採用され始めたことによって、さらに普及が広まっていきました。

土肥: 中国に初めて降り立った1993年のときには「家庭用だけでがんばるぞー」だったわけですよね。しかも、その家庭でマヨネーズを置いていない。食べたこともない状況だったのに、10年ほどで環境が大きく変わったんですね。

広報: 世の中のスピードは速くて、その後、グローバル展開をしている飲食チェーンがどんどん参入してきました。また地元の飲食チェーン店も増え、ベーカリーショップなども増え、そうしたお店に「マヨネーズいかがですか?」と提案することができるようになりました。

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