インタビュー
» 2014年10月15日 08時00分 公開

なぜ中国で“甘いマヨネーズ”が売れたのか キユーピーの地道な作戦仕事をしたら“粘り腰”で売れた(7/7 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]
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広報: ははは。中国の地に初めて降り立ったときには、ポテトサラダの中にマヨネーズをあえて、とにかく食べていただいた。そうした地道な作業の繰り返しだったわけですが、内陸部ではもう少し早く受け入れられると考えています。というのも、沿岸部の人たちがすでに食べているので、提案しやすいかなあと。

土肥: 都会の人たちの間で人気ですよ。試しにいかがですか? といった感じで?

広報: ですね。中国ではまだまだマヨネーズのことを知らない人がたくさんいます。食経験のある人が増えてくると、まだまだ売り上げは伸びていくかなあと思っています。地道にやっていくしかないですね。

土肥: それにしても、1時間ほどのインタビューの間に「地道」という言葉がたくさん出てきましたね(笑)。考えてみれば、マヨネーズは調味料のひとつ。いきなりブームがやってくるのは難しいので、地道な活動しかないのかもしれません。

 なぜ中国で地道な活動ができたのかというと、同じような経験をしてきたからではないでしょうか。日本にマヨネーズが登場したのは1925年。その後、戦争などの混乱を乗り越えて、1958年にポリボトルに詰めた商品を販売することで、大幅に売り上げが伸びた。計算すると、33年間もかけているんですよ。とある会社の社長は「仕事をする上で大切なことは2つある」と言っていました。それは「目標を達成する強い意志」と「粘り」だと。マヨネーズの歴史を振り返ってみると、特に「粘り」を感じさせられますね。

 企業のキャッチフレーズは「愛は食卓にある」ですが、「“粘り”が食卓にある」はいかがでしょうか? あっ、それだと納豆みたいなので「歴史が食卓にある」はいかがでしょう? カッコよすぎるかな。

広報: ははは。

土肥: センスがないようなので……本日はこれで(汗)。ありがとうございました。

(終わり)

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