銀座で“異変”! なぜ26歳の女性が、高級クラブのママになれたのか仕事をしたら“銀座のママ”になった(前編)(6/7 ページ)

» 2015年01月21日 08時00分 公開
[土肥義則Business Media 誠]

パパはいません

土肥: 優希さんは、26歳にしてママになられた。しかも、銀座で働いて3年目にして、今の座を手にされた。なぜ、若くして銀座のママになることができたのでしょうか? 失礼を承知で聞かせてください。金銭的な援助をしてもらう、いわゆる“パパ”がいるからでしょうか?

桃谷: いえ、いません。

土肥: それをどうやって証明できますか?

桃谷: いま、こうしてドイさんの取材を受けていることが証明になりますね。

土肥: ん?

桃谷: 特定のパパがいれば、メディアで顔を出すことはできません。今回のように私の顔が世間にバレてしまうと、パパと一緒に食事に行くことができなくなりますからね。

土肥: あ、なるほど。パパに迷惑がかかるからですね。ということは、パパがいるママは「取材NG」なんですね(笑)。

桃谷: それは、私の口からはなんとも……。

土肥: 桃谷さんは、バブル崩壊後、最短&最年少で銀座のママになられたわけですが、その要因を関係者に聞いてみたんですよ。そうすると、多くの人が「優希ママの最大の強みは『気配り』ができること」と言うんです。どんな気配りをされているのでしょうか?

桃谷: あるお客さまは、お店に彼女を連れてこられました。「オレが飲んでいるところは、優希ママがいるから大丈夫だよ」という意味で、お越しになられた。

 お客さまは楽しそうに飲まれていたのですが、彼女はどこか寂しそうな表情を浮かべていました。そして、お客さまが席を外されているときに、彼女はこのようにつぶやきました。「あの人……昔は誕生日などの記念日は覚えていてくれたのに、最近はよく忘れているんですよね。銀座のクラブにもよく顔を出しているようだし、心配で……」と。それを聞いて、「そういえば、彼女の誕生日が近かったな」と思い出しました。

土肥: そ、そんなことまで覚えているのですか?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.