インタビュー
» 2015年02月25日 06時00分 公開

仕事をしたら“レコード”が売れた:中古レコードの「バイヤー」って何をしているの? 買い付け・値付けの奥深さ (3/7)

[土肥義則,Business Media 誠]

「バイヤー」と呼ばれる人たち

オープン時のHMV record shop 渋谷

土肥: オープン時には、約8万枚のレコード(CDを含む)を扱っていたんですよね。「中古ビジネスを始めるぞー!」と決めたとき、在庫はゼロだったはず。どのようにして、8万枚も集められたのでしょうか?

小松: ものすごく苦労しました。業者から買ったり、個人から買ったり、海外で買ったりですね。

土肥: 「バイヤー」と呼ばれる人たちが買い付けをされたと思うのですが、どんなところに行って、どのようにして買われたのでしょうか?

小松: いろいろなルートがあるのですが、主に国内外の業者さんから購入しました。事前にどんなレコードがあるのかリストをいただき、実際に足を運んで買う。海外の場合は、店を持たない個人の方がたくさんいらっしゃるので、そこでも購入しました。

土肥: 中古の場合、商品の質が問われますよね。いい状態のモノから悪いモノまである。しかも、歌手によって売れそうなモノから売れにくいモノまで。ということは、1枚ずつ手にとって、「これは○○円くらいで売れそうだから、○○円で買おう」といった感じで、買い付けをされるわけですか?

小松: はい。初めのころはデータベースがなかったので、買い付けには苦労しました。

土肥: ものすごく手間がかかりますね。

小松: 手間もかかるのですが、バイヤーという仕事は商品知識がなければ話になりません。「お店で売ればこれくらいの価格」という知識をベースに、購入しなければいけません。海外で売っているモノの中には、日本よりも高いモノがあるんですよ。そうしたモノをつかんでしまうと、逆ザヤになってしまう。逆ザヤになりそうなモノを排除しながら、利益がでるモノだけを抜き出す作業になるんですよね。

土肥: 例えば、日本では1000円で売れるレコードが、海外では100円で売っていることもあるのですか。つまり、激安で。

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