そう考えて各社の商品を眺めていたら、これらの条件を満たす製品があった。「ガルボミニ」(明治)だ。
手につきにくいひとくちサイズながら、粒や板チョコではない。また、焼き菓子にチョコを染み込ませているので、ボリュームもあって小腹満たしにちょうどいい。
さらに、本格コーヒーとの親和性も悪くない。カカオがきいた「ほろにがブラック」をはじめ「コク深い抹茶」「つぶ練り苺」など幅広いフレーバーをそろえているだけではなく、5月26日にはそのものズバリ「まろやかコーヒー」も発売する。
今年10周年を迎えるガルボミニはコンビニで好調だというが、この背景には、女性客だけではなくコンビニを“燃料補給”の場にする男性ビジネスパーソンも意識した緻密(ちみつ)なマーケティング戦略がある、というのは十分想像できる。そういえば、冒頭の調査も明治によるものだった。
「スイーツ男子」なんて言葉がもてはやされている今、メーカー側が男性をターゲットにしようというのはよく分かるが、一方でそんなに甘い話でもない気がする。
先のスタンフォード大の研究でも、「刺激物」を得た人はさらに強い刺激を求めることが分かっている。次にどんな「ご褒美」があらわれるのか。各社の商品戦略に注目したい。
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