オフィスでお菓子が広がったのはいつ? メーカーのちょっとした工夫お菓子勉強家に聞く(2/2 ページ)

» 2015年06月11日 07時14分 公開
[土肥義則ITmedia]
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タバコが消え、お菓子の存在感が増す

松林: 個包装とは違いますが、キシリトール ボトルガムは2003年に発売されました。以降、机の上に堂々とケースを置く人が増えましたよね。また、同じ年にオフィスグリコのサービスがスタートしました。

土肥: いまでは、オフィスにお菓子を届けてくれるサービスがありますよね。多くの会社は福利厚生の一環として、契約しているそうです。

 20年前は出勤前に駅の売店でガムや飴を買って、オフィスで食べる人が多かった。しかし、個包装が増えたことによって、近くにあるコンビニでそれを買って、自分だけでなく、みんなで食べるようになった。そして、いまでは“会社公認”で「オフィスでお菓子を食べてくださいね」という時代になった。

松林: サラリーマンがオフィスでお菓子を食べるようになったのは、そんなに昔の話ではないんですよね。この10年で、一気に広まったのではないでしょうか。

土肥: オフィスの中からタバコが消え、その代わりにお菓子の存在感が増した。おもしろい現象ですね。

松林: コミュニケーションツールのひとつになりました。

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