「言い間違い、聞き違い」をなくすために、パイロットは何をしているのか水曜インタビュー劇場(パイロット公演)(5/5 ページ)

» 2015年06月24日 08時00分 公開
[土肥義則ITmedia]
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伝言ゲームのように情報が流れてくる

土肥: 話はちょっと変わりますが、前の飛行機から連絡が入るものなのですね。「そちらの飛行機、もうすぐ揺れるよ」といった情報が。

塚本: パイロットと会社は随時連絡を取り合っていて、○○というエリアで揺れればそれを報告します。その情報を受けた会社は、近辺を飛んでいる飛行機に連絡がいくシステムになっています。ただ、飛行機同士でも連絡を取り合っていますね。

土肥: 会社が違っても?

塚本: はい。その情報によって、揺れを回避できたケースもあります。数珠つなぎに飛んでいて、伝言ゲームのように情報が流れてくる。揺れるよ→揺れるよ→揺れるよ、といった感じで。

土肥: そこでもきちんと情報を伝えなければいけませんね。伝言ゲームはたまに間違えるので。揺れるよ→揺れるよ→あまり揺れないよ→ほとんど揺れないよ→全く揺れないのか。じゃあ、予定通り飛行しようとする。そうなってはいけないので、パイロットは質の高いコミュニケーションが求められるわけですね。

塚本: ですです。

土肥: 本日はありがとうございました。さて、次回は数年前に自然界の風を再現する扇風機「GreenFan」をヒットさせた、バルミューダの寺尾玄社長にご登場いただきます。なぜならこの会社が開発した「The Toaster(ザ・トースター)」の予約状況がスゴいことになっているから。ヒットの予感がぷんぷん漂っているので、読者のみなさんに開発秘話などをご紹介しますね。

 言えた! 問答ゲームで大切な「結論→理由→まとめ」を完璧に! まだ原稿は一文字も書いていませんが……以上です。

(終わり)

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