そういえば先日、別のチームでありながらも“川崎魂”が受け継がれているなと感じさせられた出来事があった。ヤンキースのエスミル・ロジャース投手が6月13日、成績不振によってメジャー40人枠を外れ、マイナー傘下3Aのスクラントンに降格を命じられた。
同僚の田中将大投手とも意気投合していた彼は明るい性格がグラウンド外のトレードマーク。実は川崎ともブルージェイズで2013年から2シーズンに渡って同じユニホームを着ており、その生き様を人知れず学びとっていた。それを示すようにロジャースは3A降格を言い渡された後、こう言って前を見据えたのである。
「失望はしていない。長い人生では、こういうこともある。ここから必ず這(は)い上がってみせるよ。そう考えると楽しいじゃないか。もしムネだったら、そう思うはずだ。ベストを尽くして戦い続ける。ファイティングスピリットは失わないよ」
他のメジャーリーガーたちにも大きく支持されている川崎の超ポジティブシンキング。多くの人が、共感を覚える部分があるはずだ。
新天地でも“転校生”ではない、イチローのハイレベルな「EQ」
“ハンカチ王子”斎藤佑樹の人気はなぜ凋落したのか
“給料泥棒”が続く、松坂大輔に残された引退までのタイムリミット
なぜ田中将大はメジャーでも通用しているのか
藤川球児が独立リーグ入りを選んだ「真の狙い」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング