「男が家事をしなくてもいい」というのは、もはや昔の話だろう。しかし洗濯はできるけど裁縫はできない、という人もいるはず。
項目別に家事の好き嫌いを聞いたところ、「好き」が半数を超えたのは「食材や日用品の買い物」(58%)のみ。次いで「料理」(42%)、「洗濯」(28%)、「家計管理」(25%)であることが、C-NEWS編集部の調査で分かった。
一方、「嫌い」な項目を見ると、男性のトップは「裁縫」で70%、次いで「アイロンがけ」(64%)、「洗濯物をたたむ」(55%)。対して女性は「アイロンがけ」(54%)、「風呂掃除」(48%)、「トイレ掃除」(45%)と続いた。男女ともに「アイロンがけ」を嫌っている人が多いようだ。
家事をする時間を聞いたところ、平日の女性は平均2時間40分、男性40分と4倍の開きがあった。休日は女性2時間26分に対し、男性は59分と男女差は約2.5倍に縮まった。
インターネットによる調査で、20歳以上で結婚または独り暮らしをしている男女1000人(男女500人ずつ)が回答した。調査期間は7月17日から7月19日まで。
家事分担に対する不満
夫や妻との家事分担について、どの程度満足しているのだろうか。家事分担を「満足している」と答えた人は全体で61%だったが、男女別で見ると男性の71%は満足しているが、女性は51%と20ポイントの開きが出た。
家事分担を満足している人に理由を聞いたところ、「自分でやらないと気がすまない性格なので、手を出すとしかられる」(男性会社員、50〜54歳)、「収入面を含めて平等だと思うから」(男性会社員、45〜49歳)、「自分がほとんど何もしないのでとても感謝している」(男性会社員、30〜34歳)といった意見があった。
一方で不満の理由は「ほぼ任せているつもりだが、できていない」(男性会社員、35〜39歳)、「何もしようとしない。たまに手伝うと威張る」(女性パート・アルバイト、40〜44歳)、「私がするのが当たり前だと思っている」(女性専業主婦、50〜54歳)など、不満がたまっているようだ。
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