ただいま“婚活中”8%、これから26.5%――独身男女の婚活調査
結婚をするための活動“婚活”をしている人は、どの程度いるのだろうか。マッチ・ドットコム・ジャパンの調査によると、約3人に1人は婚活中または予定があるという。また婚活の時期は、男女によって違いがあるようだ。
結婚することを目的に出会いを増やしたり、自分の魅力を高めようとする“婚活”(結婚活動の略)。厚生労働省の調査によると、2005年の平均初婚年齢は男性が29.6歳、女性が27.8歳と晩婚化が進んでいるが、婚活をしている人はどの程度いるのだろか。
独身の人で現在、「婚活をしている」(8%)あるいは「今後、婚活をする予定」(26.5%)の人は34.5%、約3人に1人が婚活中または予定であることが、マッチ・ドットコム・ジャパンの調べで分かった。男女年代別で見ると、男性の20代後半が27.5%、30代前半が36.7%、30代後半が43.4%、女性の20代後半が37.5%、30代前半が40.0%、30代後半が23.3%。婚活をしている男性は30代後半、女性は20代後半から30代前半が多く、性別により婚活の時期が異なった。「20代後半の女性と30代後半の男性の組み合わせは、双方とも結婚に対する意識が高いので結婚相手としてはいい相性」(マッチ・ドットコム・ジャパン)としている。
あなたにとって「婚活」とは何ですか、と聞いたところ、男性1位は「デートすること」、2位「好きな人にアプローチすること」、3位「経済力を身に付けること(預貯金、収入増)。一方の女性1位は「家事などの生活力を身につけること」、2位「結婚紹介所などに登録すること」、3位「お見合いをすること」だった。
この結果について少子化ジャーナリストの白河桃子氏は「男性は『いつか年収が上がれば理想の女性と結婚できる』と思っているかもしれませんが、今や年収は右肩上がりにはならず、男性はどんどん受身になっていく。男女ともに『家事能力』と『経済力』を付け、パートナーを探すという考え方が結婚への早道ではないか」と分析している。
インターネットによる調査で、25〜39歳の1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)に在住する独身男女200人が回答した。調査時期は8月。
婚活をする理由としない理由
婚活をしている(予定も含む)人にその理由を聞いたところ、男性で最も多かったのは「真剣に結婚したいから」、以下「適齢期だから」「最良の人と結婚したいから」「普通に生活していても結婚できなさそうだから」「結婚して、生活の質をよくしたいから」だった。一方女性で最も多かったのは「最良の人と結婚したいから」、以下「真剣に結婚したいから」「適齢期だから」「普通に生活していても結婚できなさそうだから」「周りで結婚している人が多いから」だった。
また婚活をしていない(予定もない含む)人にその理由を聞いたところ、男性1位は「結婚する気がないから」、次いで「結婚は自然にするものだから」「交際相手がいるから」「金銭的に『婚活』をする余裕がないから」。女性1位は「結婚は自然にするものだから」、次いで「交際相手がいるから」「結婚する気がないから」「もう結婚はあきらめている」という結果が出た。
白河氏は「かつて日本人が自然に結婚できていたのは、地域や会社などに仕組まれた出会いのシステムがあったから。しかしこのシステムが崩壊した今、自然な出会いを待つことは将来的に4人に1人といわれる生涯未婚のリスクがある」としている。
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