最も魅力のある街は札幌市――地域ブランド調査2008
ブランド総合研究所は「地域ブランド調査2008」の結果速報を発表。魅力度が最も高い街は3年連続で札幌市となった。また、札幌市を含めて北海道の市が上位10位までに4つランクインした。
ブランド総合研究所は9月25日、「地域ブランド調査2008」の結果速報を発表した。これは国内1000の市区町村を対象に、認知度や魅力度など全63項目からなる調査を8月に実施し、全国3万5309人から回答を得たもの。
評価は100点満点で算出。たとえば魅力度を調査する時は、まず各市区町村ごとに「とても魅力的」「やや魅力的」「どちらでもない」「あまり魅力的でない」「まったく魅力的でない」の中から回答者に選んでもらう。そして、「とても魅力的」を選んだ人の比率に100を掛けた数値と「やや魅力的」を選んだ人の比率に50を掛けた数値を足した点数を魅力度としている。
調査の結果、最も魅力度が高いとされた市区町村は3年連続で札幌市(59.5点)。札幌市について「とても魅力的」と答えた人は36.4%、「やや魅力的」は46.3%と8割以上の人が魅力を感じていた。以下、函館市(55.9点)、京都市(55.1点)、横浜市(51.9点)、小樽市(49.2点)が続いた。上位10位までに北海道の市が4つランクインしている。
最も「IT・先端技術のまち」のイメージが似合う市区町村は?
この1年で最も魅力度が上昇した市区町村を調べると、トップは石垣市でプラス16.1点。以下、宮古島市(プラス12.7点)、白川町(プラス12.0点)、白川村(プラス10.9点)、由布市(プラス9.7点)が続いた。離島や世界遺産がある観光地が上位を占めた。
また、ブランド総合研究所は同時に街のイメージについて尋ねた調査結果も発表した。「IT・先端技術のまち」とイメージする人が最も多かったのは豊田市。「生活に便利・快適なまち」は世田谷区。「スポーツのまち」は鈴鹿市。「環境にやさしいまち」は屋久島町などとなっている。
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