1998年に投資信託の窓口販売が解禁となるなど、銀行で購入できる金融商品が増えてきている。2007年12月にすべての保険商品が窓口販売できるようになったが、どの程度の人が知っているのだろうか。
保険商品の銀行窓口販売が全面解禁されたことを「知っている」(詳しい内容を知っている5.7%+解されたことは知っている52.3%)と回答した人は58.0%。また関心(非常に関心がある1.2%+やや関心がある9.3%)を持っている人は10.5%にとどまっていることが、マイボイスコムの調べで分かった。
保険商品が銀行で購入できるメリットとして「家庭の預金、保険など金融商品を一括管理できる」(18.3%)が最も多かったほか、「取引銀行であらゆる金融商品を購入できるので利便性が高まる」(6.1%)といった好意的な意見がある一方で、「特にない」と厳しい声は57.9%。
銀行の窓口を通して保険商品を買ったことがある人(2.0%)に、購入理由を聞いたところ「取引銀行で、自分に合った保険商品を選んでくれた」(26.6%)が最も多く、次いで「商品内容が分かりやすかった」(24.6%)、「いつも利用している銀行で安心できた」(24.2%)といった回答が目立った。
「購入を検討したことがある」(1.8%)という人にも理由を聞いたところ、「金利の優遇制度があればいいと思う」(男性49歳)、「担当部署があれば良い」(女性29歳)、「保険商品の枠にとらわれず、ライフプランの相談に乗ってくれると、保険商品・金融商品ともに買いやすくなると思う」(女性33歳)といった意見があった。
インターネットによる調査で、1万4513人(男性46%、女性54%)が回答した。調査期間は10月1日から10月5日まで。
関連記事
- 大学生の就職志望先、金融系に人気
売り手市場の大学生は、どんな企業に就職したいと思っているのだろうか? 例年1位だった「自分がやりたい仕事ができる」を抜いて、「自分を大きく成長させられる」ことを企業選択の際に重視しているようだ。リクルート調べ。 - メインバンクに「満足」8割、理由はATMの台数と立地
マイボイスコムの調査によると、メインバンク利用の上位3位は「地方銀行」「三菱東京UFJ銀行」「郵便局」。ATMの立地などに満足しているが、手数料に不満の声もあるようだ。 - ネットバンキングを利用する理由と利用しない理由
インターネット上で銀行のサービスが利用できるネットバンキングだが、利用者はどの点にメリットを感じているのだろうか。利用する理由は「窓口やATMに行かなくてよい」「24時間利用できる」など、ネットバンキングならではの特徴が目立った。インターワイヤード調べ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.