ホンダは11月25日、新型燃料電池車「FCXクラリティ」の国内リース販売を開始し、第1号車が環境省へ納車された。環境省へのリース販売は従来モデル「FCX」に引き続いての契約で、国内販売は当面、官公庁または一部の民間企業に限定している。
FCXクラリティはホンダ独自の燃料電池「V Flow FCスタック」を搭載しており、先代FCXの「FCスタック」に比べ、軽量化・コンパクト化を実現。このほか出力は86キロワットから100キロワットに向上、また1回の水素補給で連続走行できる距離は30%増の約620キロメートル。2008年の7月から米国で売り出しており、日米合わせて3年間で200台の販売を目指している
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