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注文住宅VS.建売住宅はどちらが幸せ?――住空間の満足度で比較する3-6.住まいの選択、完全理解!(3/3 ページ)

同じ一戸建てでも「注文住宅」と「建売住宅」では施主の家作りへの関わり方が段違い。当然、深く関わる注文住宅の方が住空間の満足度は高いのが普通です。でも、その分だけ失敗した時の不満が大きくなるのも事実。建売住宅の方が満足度で勝る場合もあるのです。

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暮らしやすさを第一に考えるのがベスト

 注文住宅はこだわる分だけ、行き過ぎて失敗する怖れもあります。使い勝手が悪かったり、コストがかかりすぎたり、コストをかける部分のバランスが悪かったり。例えばキッチンを広く取りすぎてリビングが狭くなるという具合です。また家族の間で要望が調整できず、妥協の結果、みんなが不満を持つ住宅になってしまう場合もあります。

 さらに、デザイン性が高すぎる個性的な住宅は、暮らしやすさが犠牲になり、飽きが来た後は住み続けるのが苦痛になるケースもあるようです。まあ、住めば都とは言いますが、オーソドックスなデザインの住宅の方が住空間の満足度は高く、長続きすると言えるのではないでしょうか。

 また、家族のライフステージ、ライフスタイルが変わると住まいに求める要素も変わってきます。こうした変化にある程度対応できる建売住宅も、最近は増えてきました。例えば子ども部屋の間仕切りが取り外し可能で、巣立った後は広めの客間や書斎へ簡単に用途変更できるというようなプランです。注文住宅では二世帯居住への対応として、寝室に付いたウォークインクローゼットが簡単な工事でミニキッチンに変更できるように、あらかじめ配管しておくケースも増えています。

 多少のコストアップにはなりますが、ライフスタイルの変化に備えた準備をしておくと、長く満足して使える住空間を手に入れることができるのではないでしょうか。

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