新築VS.中古はどちらが快適?――人や周囲との付き合い方で比較する:4-7.住まいの選択、完全理解!(3/3 ページ)
新築物件を建てる場合でも、中古物件をリフォームする場合でも、近隣への配慮を大切にすることで工事完了度の住みやすさが違ってきます。長く住むことを考え、工事前と工事中にはしっかりと挨拶をすることが大事です。
トラブル回避の秘けつはコミュニケーション!
新築、中古ともに、物件の工事をする際には、工事前と工事中には近隣への十分な配慮が必要となります。せっかく新しくてきれいな家ができたのに、近隣トラブルに悩まされ住み心地が悪くては元も子もありません。万が一トラブルが起きてしまった場合、相手は「ご近所さん」であり、できれば当事者同士の話し合いだけで解決するのが理想であり、そのためにはあいさつによる「コミュニケーション」が大切となります。
工事の時に発生するのは、騒音の問題だけではありません。塗装工事による塗料のにおいの広がり、解体工事によるホコリの舞いなどから、洗濯物や布団が干せなくなることも考えられます。強いにおいがする工事であれば、風に乗って広範囲でにおいが漂うこともあり、マンションなら音や振動が壁や床を伝わり、かなり遠くの部屋まで響きます。
また、一戸建ての場合、意外に忘れがちな「斜め裏」に位置する家への配慮です。自分の家からはあまり見えなくても、音やにおい、ホコリなどが想像以上に伝わることが考えられます。工事前には工事の大小に関係無く、最低限あいさつしておいたほうが良い範囲について考えることをおすすめします。
あいさつでは、相手の家の準備の都合なども考え、工事開始の1週間前までに済ませておくのがベターです。どうしても会えない場合は「手紙を入れておく」という方法もあります。その際には、工事開始日や工事の終わる予定日、工事時間、工事の休みの日、大きな音がする日やホコリが立つ日があればその予定日、車を停める位置の確認など、できるだけ詳細に伝えましょう。そして、工事前だけでなく工事中にも「何か問題はありませんか?」と、何度か様子をうかがうことも大切です。
これからの長い付き合いを考え、工事前・工事中の近隣への配慮はしっかり行いたいものですね。
関連記事
- 4-6.住まいの選択、完全理解!:新築VS.中古はどちらが幸せ?――住空間の満足度で比較する
住空間としての満足度で「新築」と「中古」を比較すると、快適性はやはり便利な設備や健康に配慮した素材にこだわった新築に軍配が上がります。一方、中古には多少の傷や汚れは気にせず暮らせ、思い切ったリフォームもしやすく、気ままに付き合えるメリットがあります。 - 4-5.住まいの選択、完全理解!:新築VS.中古はどちらが合理的?――インテリアを楽しむポイントで比べる
一口にインテリアに手をかけるといっても、新築と中古ではいろいろなポイントの違いが考えられます。そこで、ここではインテリアの基礎になる間取りを中心に考えてみましょう。 - 4-4.住まいの選択、完全理解!:新築 VS. 中古はどちらが合理的?――1年間の支出で比べてみる
新築物件には「建物部分の固定資産税の軽減措置が充実している」というメリットがあります。一方、中古物件は一般には新築時より価格が下がりますから、住宅ローンの借り入れ金を少なく抑え、毎月の返済額を減らすことができます。それぞれの特徴を見てみましょう。 - 4-3.住まいの選択、完全理解!:新築VS.中古はどちらが便利?――暮らしの便利度で比べてみる
住む場所に便利さを求める人、住居内の設備に便利さを求める人など、暮らしの便利度は人それぞれです。「新築」と「中古」で迷ったら、まずは「これだけは譲れない!」といった絶対条件から決めてみてはいかがでしょうか? 今回は、特にマンションの「新築」と「中古」を比較してみます。 - 4−2.住まいの選択、完全理解!:新築VS.中古はどちらが合理的?――住居スタイルで比べてみる
物件を購入する際、新築と中古の両方を一度は検討する人が多いのではないでしょうか。そこで比較するポイントとして欠かせない1つに「設備」があります。新築と中古でどんな違いがあるのかチェックしてみましょう。 - 2-1.住まいの選択、完全理解!:新築と中古、住宅購入に必要な“価格”以外のお金って?――初期投資で比べてみる
住宅のチラシを見て「これくらいの値段なら、がんばれば買えるかな」と思ったことはありませんか? 実は、住宅を買う場合には本体価格以外のお金も必要です。新築と中古、それぞれ必要になるお金とは?
関連リンク
(C) NEXT Co.,Ltd. All Rights Reserved.