男性向け美容家電の売れ筋は? ビックカメラの担当者に聞いた:ビジネスパーソンの身だしなみ特集(2/2 ページ)
かつて男性向け美容家電といえば、電気シェーバーくらいしかなかった。しかし、最近ではヒゲトリマーなどが密かに人気を集めているほか、女性が使用していた美顔器も男性が使うようになっている。そこでビックカメラ有楽町店本館の担当者に売れ筋を聞いた。
毛穴の汚れを取るために
顔の毛穴に入った皮脂をとるために、あぶらとり紙を使う男性もいるのでは。皮脂だけではなく、ほこりや排気ガスの汚れも落とせるのが日立製作所の「イオンクレンジング器 NC-550」。プラス電位のイオンクレンジング器を肌に当て、マイナスイオン化した汚れを引き出すという仕組み。
「もともとは女性向けの美容家電だったが、その効果を知った男性にも広まっていった」(中村さん)。風呂上がりに1日1回、3分程度行えば清潔な肌を保てるという。価格(ビックカメラ有楽町店本館、5月18日時点)は7980円。
超音波で肌を刺激
年齢を重ねるにつれてハリや弾力がなくなってくる肌。パナソニックの「超音波美容器 ソニックシェイプ EH2433P」では、1秒間に約100万回の超音波振動を与えることで、フェイスラインを引き締めることができる。「イオンクレンジング器と同じく、この商品も女性から男性に広まった」(中村さん)。
超音波振動を与えるには専用のソニックシェイプジェル(200グラム)が必要で、週3回の使用で3〜4カ月使うことができる。価格(ビックカメラ有楽町店本館、5月18日時点)はソニックシェイプは1万4800円、ソニックシェイプジェルは1840円。
レーザーで脱毛
最後に「売れ筋ではないが中村さんの注目している美容家電」を尋ねると、「レーザーシグマ」を挙げてくれた。ヒゲそりをした後にレーザーを当てると、ヒゲが生えてくるスピードや量を徐々に減らせるという。価格(ビックカメラ有楽町店本館、5月18日時点)は2万9800円。
電気シェーバー以外の男性向け美容家電市場はまだそれほど大きくなく、女性向けに比べるとコーナーも小さい。しかし、興味を持っている人は多いようで、取材中にも何人もの人が商品を手にとっている姿を目にした。それほど高価な商品ばかりが並んでいるわけではないので、気になる人は1度チェックしてみてはいかがだろうか。
関連記事
- ビジネスパーソンの身だしなみ特集:肌エリアに合わせてモード切替が可能に――ブラウン「シリーズ7」の実力
電気シェーバーを使っていて「深くそることができない」といった経験はないだろうか。そんな男性陣の不満を解消するために、ブラウンは電気シェーバー「シリーズ7」を開発。肌の部分に合わせて深ぞりができる、3段階モードを搭載したシリーズ7を試してみた。 - 4枚刃の電気シェーバー新「ラムダッシュ」、その実力は?
発売から1年半ほどで、累計50万台以上を売り上げた電気シェーバー「ラムダッシュ」。パナソニック電工では新ラムダッシュを投入し、“強気”の販売目標を掲げるが、その実力とは? - メンズエステ「経験がある」1割弱、だが「秘密にしている」人が7割
朝日大学マーケティング研究所の調べによると、メンズエステを利用したことがある人は8.9%。中でも社会人の未婚者(20歳〜34歳)では経験者の割合が多く、20%近くに達した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.