厳しい就職戦線……親子二人三脚の活動が明らかに
厳しい就職活動が続いているようだが、学生は就職後のキャリアプランをどのように考えているのだろうか? 約7割の学生は「1つの企業で働きたい」とし、より安定志向が進んでいるようだ。レジェンダ・コーポレーション調べ。
あなたは内定をいくつもらいましたか? レジェンダ・コーポレーションの調査(5月13日〜5月19日)によると、内定獲得数は1人平均1.0社で、昨年同時期(2008年5月14日から5月20日)と比べ、37.5%減少(1.6社)していることが分かった。また1社の内定を獲得するにあたって必要なエントリー数は、同170%増の1人平均64.1社。「1社の内定を獲得するにあたり、就職活動の量が大幅に増加しているようだ」(レジェンダ・コーポレーション)
就職活動を行う上で、親に協力してもらっている学生はどのくらいいるのだろうか。親から何らかの協力を受けながら、就職活動をしている人は63.3%。その内容を聞いたところ「就職活動費の金銭的援助を受けた」との回答が最も多く47.2%、次いで「自己分析を手伝ってもらった」(17.4%)、「エントリーシート添削や面接練習につきあってもらった」(11.5%)、「業界研究・企業研究を手伝ってもらった」(6.0%)と続いた。
また親が就職活動に関与することについて「親の関与はありがたいと思うし、親も積極的に協力してくれる雰囲気がある」(33.8%)、「親の関与は好ましく思わないし、協力も得ていない」(23.5%)という結果に。親の関与について、好ましく思う学生と好ましく思わない学生に分かれる傾向がうかがえた。
インターネットによる調査で、2010年4月入社予定の学生6106人が回答した。調査期間は5月13日から5月19日まで。
「1つの企業で働きたい」は昨年比110%増
厳しい就職活動が続いているようだが、就職後のキャリアプランについて学生はどのように考えているのだろうか。最も多かったのは「1つの企業で働きたい」(70.1%)で、昨年同期比で110%増だった。次いで「キャリアアップのためにいずれ転職したい」(14.9%)、「いずれは起業・独立したい」(7.4%)と続いた。
またどのようなワークスタイルを望んでいますか、と聞いたところ「仕事と私生活の両立を実現する」(28.4%)がトップ。このほか「ある程度責任分担された業務を日々落ち着いて遂行する」(25.5%)、「厳しい環境で刺激を受けながら、自己成長をとことん追及する」(23.0%)だった。
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