矢野経済研究所は1月25日、「照明市場に関する調査結果」を発表、2008年の照明総市場規模(一般照明用途)を前年比0.3%増の7640億円と推計した。照明需要は建設需要に左右されやすい市場だが、同研究所では「2007年の建築基準法の改正や2008年秋以降の金融不況を受けて、新設着工件数は低迷。しかし、省エネタイプへの切り替えなどによる電球類市場の伸長がそれを補った」とコメントしている。
省エネや長寿命がメリットとなるLED照明の2008年市場規模(一般照明用途)は、前年比44.1%増の149億7000万円と大幅増加。2009年に入っても、これまで照明市場に参加していなかった大手メーカーが参入したことなどで注目を集めており、矢野経済研究所では2009年の市場規模を前年比124.8%増の335億円と見込んでいる。
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