2月の新車販売台数 リコール問題の逆風受けるプリウスが10カ月連続トップ
日本自動車販売協会連合会は、2月の新車販売ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表、トヨタ自動車の「プリウス」が前年同月比497.0%増の2万7008台で10カ月連続のトップとなった。また、本田技研工業の「インサイト」は3517台の24位と低迷している。
日本自動車販売協会連合会は3月4日、2月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表した。トップはトヨタ自動車の「プリウス」で販売台数は前年同月比497.0%増の2万7008台と、2009年5月18日の新型発売以来10カ月連続のトップとなった。軽自動車を含めたランキングでも、軽自動車1位のダイハツ工業「タント」(2万552台)を大きく上回っている。プリウスのリコール問題が各メディアで報じられているが、2月時点ではまだそれほど大きな影響は出ていないようだ。大量の受注残があったためで、引き続き3月以降のランキングに注目したい。
プリウス以外のトヨタ車も「ヴィッツ」が1万1003台(前月比26.3%増)、「パッソ」が1万768台(同46.4%増)、「カローラ」が1万623台(同32.2%増)と好調だった。前月大きく順位を落とした本田技研工業の「インサイト」は、2月も販売台数3517台の24位と低迷している。
2月の新車販売台数は、前年同月比35.1%増の29万4887台。リーマンショック前の一昨年同月の水準(32万2613台)は下回っているが、前年同月比では7カ月連続でプラスとなった。メーカー別に見ると、トヨタ自動車が前年同月比50.6%増と大きく伸ばしているほか、マツダが同43.7%増、本田技研工業が同36.1%増、日産自動車が同17.9%増となっている。
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