竹中工務店と三菱化学は4月21日、薄膜太陽電池を組み込んだ屋外設置用サイン(看板)「PVサイン」を共同開発し、4月22日に竣工する関西熱化学の大浜統合建屋(兵庫県尼崎市)に設置したと発表した。
PVサインは、樹脂膜製のサインにアモルファスシリコン系の薄膜太陽電池を組み込み、日中に発電して蓄電池に蓄えた電力で夜間にLED照明を点灯し、看板をライトアップするというもの。アモルファスシリコン系薄膜太陽電池は薄くて軽く柔軟なため、樹脂膜製のサインと重ね合わせることができ、太陽電池の設置スペースを別途設ける必要がない。両社によると、薄膜太陽電池とLED照明を組み合わせたサインは、日本初の試みだという。
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