15日にオープンする「阪急MEN'S TOKYO」、メンズ特化で“出直し”
オープンを2日後に控えた「阪急MEN'S TOKYO(メンズトーキョー)」が10月13日、メディア向けに施設を公開した。旧有楽町阪急を全面リニューアルし、メンズ専門店としてオープンする。
オープンを2日後に控え、「阪急MEN'S TOKYO(メンズトーキョー)」が10月13日、メディア向けに施設を公開した。旧有楽町阪急を全面リニューアルし、メンズ専門店としてオープンする。旧有楽町阪急は有楽町のマルイ、銀座エリアのファストファッションなどの影響を受け、売り上げが低迷。メンズ専門館として出直すことになった同店は「世界を舞台に活躍するビジネスパーソン、国内外からの観光客などをターゲットにしていきたい」(山口俊比古店長)という。
出張などのビジネスシーンからオフタイムの旅行まで、さまざまなシーンに対応できるように、1階には高級バック売り場を設けた。ラゲージ&レザーグッズに特化し、47ブランドが集結。吹き抜けのエントランス部分には、“男の色気”を表現するために紫色のシャンデリアを設置した。また香水などメンズビューティーも充実させているのが特徴だ。
2階はリゾート&カジュアル、3階はドレスアップをテーマにブランドを集めた。「1〜3階の3フロアで、世界で活躍するビジネスパーソンのスタイルを提案していきたい」(武田肇担当役員)という。
4階には大阪の阪急メンズ館でも話題になった、スタイリスト野口強氏によるセレクトショップ「ガラージュ D.エディット」が進出。このほか6階には自転車通勤を楽しみたいビジネスパーソンを対象にした「ザ・パーク」が出店するなど、約350に上る国内外の有名ブランドを配置した。
営業時間は月〜土曜日の営業時間を12時〜21時と遅めにして、仕事帰りの男性客を囲い込む考えだ。初年度の売上高は120億円を目指す。
広告などのイメージキャラクターには、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんを起用。飲酒トラブルによる謹慎していた市川さんをなぜ起用したのか。「市川さんは謹慎から復帰した。阪急も市川さんとともに出直しを図りたい」(武田氏)と話した。
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