スマホ・タブレット有料アプリ市場は約100億円、人気アプリの3割はゲーム
ICT総研は2011年のスマートフォン向けアプリ市場は81億3000万円、タブレット向けアプリは21億5000万円であると発表。トップ100有料アプリを見ると、iOSアプリ、Androidアプリともにゲームが最も多かった。
ICT総研は2月6日、スマートフォン・タブレットの有料アプリ需要動向に関する調査結果を発表。2011年のスマートフォン向けアプリ市場は81億3000万円、タブレット向けアプリ市場は21億5000万円であることが分かった。
2012年にはスマートフォン向けアプリ市場は前年比57.6%増の128億1000万円、タブレット向けアプリは同91.6%増の41億2000万円に拡大すると予測。「スマートフォン、タブレット端末のアプリは開発者にとっては参入しやすい分野で、今後も多くの開発メーカーや開発者個人が新規参入すると考えられる。まったく新しいタイプのアプリが生まれる可能性も高く、アプリ市場はますます活況をていすることになるだろう」(ICT総研)。
人気アプリの3割がゲーム
トップ100有料iOSアプリのジャンルを見ると、日本市場では「ゲーム」が36.0%でトップで、「写真/ビデオ」が9.7%、「ブック」が9.3%、「ビジネス」「ユーティリティ」がそれぞれ8.7%で続いた。米国市場や中国市場では「ゲーム」が過半数を占めているが、日本では「ゲーム」以外の需要も大きいようだ。
日本のトップ100有料Androidアプリのジャンルでも、トップは「ゲーム」だったが、シェアは26.0%とiOSアプリより低くなっていた。2位以下は「カスタマイズ」が11.0%、「カジュアル」が10.0%、「エンタテインメント」が9.7%、「ツール」が9.3%で続いた。
トップ100有料iOSアプリの平均単価は、日本が212円と米国の132円を上回った。また、トップ100有料Androidアプリの平均単価は327円とiOSアプリを大きく上回った。ICT総研では「Androidアプリが比較的安価なゲームよりも実用性の高いアプリに人気が集まっているため」と分析している。
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