調査リポート
この冬の平均室温は18.85度、節電で前年より低下
今年もたびたび寒波に襲われている日本。しかし、節電を意識してエアコンなどの使用をおさえ、室温を例年より低く設定している人が少なくないようだ。ウェザーニューズ調べ。
今年の寒波による死者は数百人にのぼるという欧州。日本もたびたび寒波に襲われているが、日本人は部屋の温度をどのくらいにして生活しているのだろうか。
ウェザーニューズの調査によると、「いつもいる部屋の温度」を尋ねたところ、「20〜25度」(48%)と「15〜20度」(32%)が上位。以下、「10〜15度」が10%、「25〜30度」が7%、「10度以下」が3%で続いた。
都道府県別に見ると、回答者の平均温度が最も高かったのは「北海道」で20.73度、最も低かったのは「長野県」で17.50度。全国平均は18.85度で前年調査より、0.54度低かった。ウェザーニューズでは「今年は節電を意識している人が約7割にのぼっており、電力の使用を抑え、体感温度を上げて頑張っている人が多いのかもしれない」とコメントしている。
「部屋での服装」を聞くと、「長そで・長ズボン+上着」派(36%)、「長そで・長ズボン」派(35%)、「長そで・長ズボン+厚手の上着」(25%)が拮抗(きっこう)。9割以上の人が「長そで・長ズボン」で活動しているが、どのような上着を着るかで3分されているようだ。
都道府県別に「長そで・長ズボン+厚手の上着」の割合を見ると、最も高いのは「山形県」で38.3%。一方、最も低いのは「北海道」(13.6%)で、部屋を暖かくして、薄着で過ごす傾向があるようだ。
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