新しい職場で“地雷”を踏まないコツ(3/3 ページ)
異動や転職で新しい職場に移った時、“地雷”を踏んでしまうことってありますよね。こちらは丁寧にコミュニケーションをとっているつもりでも、相手が突然怒り出してしまう……。しかし、最低限の法則を知っていたら、避けられる“地雷”もあるかもしれません。
ソーシャルスタイルによる分類と上手に付き合うコツ
野心的(driving)
良く言えば「しっかりしてる」、悪く言えばワガママ。効率的に物事をテキパキと進めるのが好きなせいで、人からはちょっと取っつきにくいと見えることも。野心的(driving)と上手に付き合うコツは、無駄話で時間を使わず要点をズバリと話すことです。
開放的(expressive)
良く言えばネアカでにぎやか、悪く言えばお調子者。いろんなアイデアを出したり職場の雰囲気を盛り上げたり、人気者ではあるのですが、一方で時間にルーズで最後まで仕事をやりきらない、いい加減な人と見えることも。
開放的(expressive)と上手に付き合うコツは、「スゴイね」「さっすがー」と褒めてあげつつ、最後のところは「じゃあ、この仕事、来週までなら楽勝ですよね!」とさりげなく期限を切ることです。
分析的(analytical)
良く言えば真面目、悪く言えばカタブツ。論理的に考えながら仕事を進めていく様子は、何とも頼りになるものです。でも、規則に縛られて機転がきかないところがあったり、仕事にやたらと時間がかかったり、「やりにくいな」と感じることもあります。
分析的(analytical)と上手に付き合うコツは、物事を順序立てて説明すること。いきなり「あの件、どう?」なんて話を振ると思考停止してしまうこともあるので要注意。
友好的(amiable)
良く言えばいい人、悪く言えばお人好し。「聞き手の気持ちに共感してくれて、すごくいい人なんだけど……あの感情的なところはなんとかならないかなあ」と周りから思われることもしばしば。
友好的(amiable)と上手に付き合うコツは、仕事を一緒にやってあげること。「これ、頼んだからね」なんて丸投げしたらパニックに陥ってしまうので、「じゃあ、一緒にやりましょう。まずは……」と横に並んで一緒に進めてあげて、慣れてきたら独り立ちさせましょう。(木田知廣)
関連記事
- 上司の間違った命令には従うべきか?
先日、東京電力本店からの命令に背いて海水注入を続けた福島原発の吉田昌郎所長の処分が話題となった。これほどの大事件でなくても、現場の判断を優先させべきか、上司の命令に従うべきかで迷ったことがあるビジネスパーソンは多いだろう。この問題はどのように考えればいいのだろうか。 - 苦手な部下との面談をどう乗り切るか
部下を持つと、うれしい反面、いろいろと苦労も絶えない。特にパフォーマンスや意欲に問題がある人との面談は気が重くなるもの。そんな時に使えるのが「フィードバックのコンセントリック(同心円)・モデル」だ。 - 社内政治に絶対負けない法
組織の中で「正論」を通すためには、優秀な人ほど「論理思考で武装しよう」と考えがちです。でも、それでうまくいきますか? 筆者は、より重要なのは「社内政治に負けない力」だと主張します。
関連リンク
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.