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防災グッズに加えるべき「感染症対策のための三種の神器」とは?:9月1日は防災の日(2/2 ページ)
防災の日を機に、家庭用の防災用品を整えている人も多いのでは。GHCでは東日本大震災の経験を踏まえ、災害発生時に感染症を防ぐための3種の神器を防災用品に加えてほしいと呼びかけている。
もし災害が起こったら?〜感染予防のための8カ条
これら震災時の経験をもとに、GHCが「9月1日の防災の日に、防災グッズとして家庭で準備をしてほしい災害時の感染症対策“三種の神器”」とするのが、(1)手や体を清潔に保つためのウェットティッシュ/アルコール手指消毒薬、(2)感染症にうつらない、またうつさないためのマスク(最低1週間分)、(3)水がなくても口をすすぎ、できるだけ清潔に保つためのマウスウォッシュの3つだという。
また、GHCでは、感染予防のための8カ条もまとめている。
感染予防のための8カ条
- 食事は可能な限り加熱したものをとる
- 安心して飲める水だけを飲用とし、きれいなコップで飲む
- ごはんの前、トイレの後には手を洗う(水やアルコール手指消毒薬で)
- 嘔吐・下痢などの汚物やおむつは所定の場所に捨て、よく手を洗う
- 咳が出るときは、周りに飛ばさないように口を覆う(マスクがあればマスクを)
- 熱っぽい、のどが痛い、咳、けが、嘔吐、下痢などがあるとき、特にまわりでも同じような症状が増えているときは、かかりつけの医師または保健師、避難所代表に相談
- 熱や咳が出ている人、介護している人はなるべくマスクを着用
- 「咳がひどい」「黄色い痰が多い」「息苦しい」「呼吸が荒い」「ぐったりしている」「顔色が悪い」という症状のときは肺炎を疑う
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